#15 恋にHに!お悩み相談 銀座『クラブ佑雪』

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第15回 恋にHに!お悩み相談 銀座『クラブ佑雪』

 

「恋をしないまま30代突入。婚活、どうしたらいいですか?」

20代半ばころから恋から遠ざかっています。今ではまず何からしたらいいのかすらわかりません。婚活はどのように始めたらいいのでしょうか?

(ゆーみん 32歳未婚 看護師・大学院生)

結婚はエネルギーの大きさが同じ者同士でするものですから。

 うーん。まず、恋と結婚は別であるということから理解しましょうか。

 戦前なんかだとお見合いで1回顔合わせして、結納でもう1回会ったら、次は結婚式だなんて段取りが当たり前。今でも、わたくしのお友だちが「医者ならいーや」ってことでお見合いして、3回会って結婚して、5年後に離婚しましたけど、そういうパターンは健在なのです。そうでなくてもお付き合い0日で入籍なんて、たまに聞きますからね。

 結婚は恋しなくてもできる! ということをしっかり胸に刻みつけたら、次に覚えていただきたいのは「結婚はご縁」であるということ。好きだから結婚する夫婦ばかりではありません。むしろ、好きじゃないけど、ほかに好きなひとはいたけど、結婚したというケースもとても多いのです。そこに恋愛感情なくても結婚は成立します。条件がよかったから、なんて理由があることもあるでしょう。でも、世の中って「後でよく考えたら、なんで結婚したかわからない。あえて理由を挙げるなら勢い」という方が男女ともにとっても多いのです。これがご縁でなくて、なんでしょう。

 で、開運アドバイザーでもあるわたくしがちょっぴりスピリチュアルに申し上げますと、ご縁というのは同じエネルギーの大きさ同士で引き合います。花形プロ野球選手とキー局女子アナのカップルって、ちょいちょいできますよね。あれを美人好きの男と、お金目当ての女が引き合ったのだと思うのは間違い。女子アナは眉目秀麗かつ、野心をもって難関をくぐり抜けた‘気のエリート’として、花形プロ野球選手と同等のエネルギーを放っているのです。それなりに稼いで自立もしてますしね。

 こういうことを踏まえてですね、「今の自分のエネルギーの質量はいかほどで、どんな男性と引き合うのか」を考えてみると、ひとつ見えてくるものがあるのではないかと。

 また、ご縁というのはノーという否定の力ではなく、イエスという受け入れる力でつないでいくものでもあります。ノーの「ノ」を口にした瞬間に、ひとつのご縁が切れますから。つないでつないで、つないでいくんです。

 そのうえで、まわりにお見合いを頼んだり、お見合いクラブに入会されるなど、結婚を前提とした出会いに集中してぶつかってみると、たとえすぐには結婚できなかったとしても、自分の結婚に対するスタンスが見えてくるでしょうし、そのことが生き方のヒントにもなるはずです。

 ぜひ、がんばってください。

*この記事はマガジンハウス「ananwebで過去に連載されていた伝説のお悩み相談シリーズを再掲載したものです。

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