こちら、2017年の記事なんですが、今ならこう書きますね。
おばさんも女。おばさんを狙う男性は老いも若きもたくさんいる! なんなら、おばあちゃんだって女です! たしかに自分がどの年齢層をターゲットにするか、もしくは自分がどの年齢層からターゲットにされるかで、年齢は関係あるけど、何歳になろうが女は女。男から狙われる存在だっていうことを前提にお答えしますよね。
第10回 恋にHに!お悩み相談 銀座『クラブ佑雪』
「元カレと会うのは浮気?」
結婚していますが、半年に1度、元カレと会っています。これは浮気になってしまいますか。
(U 34歳既婚 事務職員)
おばさんになる宿命を背負う女に
ときめく存在は必要です!
手をつなぐ以上のことがなければ、セーフでは?
わたくしは結構、歴代の彼と今でも友だちでいたりするんですけど、振り返ってみるとですね、連絡とるのは今も役に立つ男だけですね。役に立つ男に用があるときは連絡しますし、必要とあらば、会うこともあります。
彼らとは確かにいい時期もありましたが、今はまったくの他人という感覚です。そもそも、彼らと付き合っていた頃の自分が、今の自分とは似ても似つかぬ他人のようですから、ともすれば、「昔よく遊んでた女の子の当時の彼氏」くらいの認識になっちゃってるんです。ですから、わたくしの感覚でいえば、全然セーフ。今会ってもなんのときめきもありませんから。
でも、ご相談者さまは心のどこかにやましさを抱えていらっしゃる。ということは、元カレにときめいてる?
だとしても、それはそれでいいんじゃないでしょうか。
これからわたくしたちは、どんどんどんどん、おばさんになっていきます。いえ、すでにおばさんなんですよ。もっともっとおばさんになって、世間の男性の目に素通りされ、女として見られなくなっていく未来が確定しているなかで、1年に1度でもときめきをくれる男は貴重です。おそらく、彼にとってもご相談者さまがそんな存在になっているのではないでしょうか。
1年に1度会うたびに、友だちに「実はね…」なんて打明け話ができるなんて、すてきじゃないですか。以前はあんなにも毎度毎度、電話やLINEで、お茶や食事をしながら、恋話に花を咲かせてたはずなのに、結婚するとパタリとそんな話もなくなって。
子どもや夫、姑の話もそれなりのおもしろさ、興味深さはあるでしょう。でも、やっぱり時折はキラキラした恋話めいたおしゃべりで盛り上がりたい。そのための逢瀬があっても、わたくしはいいと思います。
人生1度っきり。会いたいひとに会って、楽しめばいいじゃないですか!
*この記事はマガジンハウス「an・an」webで過去に連載されていた伝説のお悩み相談シリーズを再掲載したものです。